薬膳の書

* * * 第二十一弾 * * 「どくだみ」 * * *

名前と違って、清楚で可憐な白い花が咲くドクダミ、道端のどこでも見かけますよね。

ドクダミの生命力と繁殖力は、他の薬草よりはるかに強く、いくらむしり取っても、根茎が残っていると、翌年は、地面いっぱいになるくらい繁殖します。野原、空地、路地などどこでも見ることができます。6月頃、白い花が咲き葉は、さつまいもの葉に似ています。
独特の臭いがあり、何か毒でも入ってるのではないか?ということからドクダメ(毒溜め)がドクダミへと変化してこの名がついたと言われている。古来より、民間薬として利用されてきました。 漢方名を「十薬」という。
−ドクダミ科−

−薬効・効能−
ドクダミの花穂や葉、茎には、排便を促す緩下作用や余分な水分を排泄する利尿効果がある成分を含んでいるので、体内の老廃物除去作用がある。また毛細血管を強化する作用もある。カリウム塩を含んでおり、神経細胞や筋肉組織を活性化する働きがある。体内の水分を正常に保ち、利尿作用、快便作用、皮膚表面の汗腺の調節に効果があり、自律神経をコントロールする働きもしている。
ドクダミの独特の臭いは、精油成分。この成分は、強い抗菌作用がある。
最近、抗カビ、抗菌作用について目を向けられている。ドクダミの独特の臭いのため昆虫も嫌うほどで、白アリ予防や食品の防腐剤としても開発されている。生葉では独特の臭いのため飲用できないが、乾燥させると、精油成分が揮発するので、煎じて飲用することができる。煎じて飲料することにより、便秘症、風邪、蓄膿症、耳鳴り、胸の痛み、のぼせ、胃酸過多、高血圧、動脈硬化、冷え性などなど数え切れないほどの効能があります。

−ドクダミのお風呂−
ドクダミは、煎じて飲用するだけでなく、入浴することでも、いろいろな効果がある。
市販の入浴剤と比較すると、自然な緩和作用が大きな特徴。
血液循環の改善、消炎作用、保温効果が高くなり、冷え性、更年期障害、生理不順、腰痛、アレルギー性湿疹、アトピー性皮膚炎、皮膚病、ニキビ、吹き出物によい。また、心身をリラックスさせ、血行をよくし、新陳代謝を高め、皮脂分泌を活発にする。
入浴は、乾燥葉茎を煎じて、液を浴槽に流し込む方法と乾燥したドクダミの葉茎を布袋に入れる方法がある。


−十薬−
漢方で「十薬」と呼ばれ、江戸時代に貝原益軒(かいばらえきけん)著の「大和本草」の中に「十種の薬の能ありて十薬となす」と記されています。十種だけではなく、もっと多くの効能をもている。
−食べれるんですよ−
独特の臭みも高熱により消失する。
◆若い芽の天ぷら
◆塩湯でゆでて、水でさらし、味噌とみりんで和える。
こんな食べ方もあるんですよ。

−様々なドクダミ製品−
最近注目のドクダミは、様々な市販品がでています。店頭で目にする機会も増えてきました。
ドクダミ茶、ドクダミ粒(粉末錠剤)、ドクダミワイン、ドクダミハニー、ドクダミ入ドリンク、ドクダミ化粧品、
ドクダミ石鹸、ドクダミ薬湯
など。

山葵(わさび)生姜(しょうが)薬膳目次